iPhone 7/7 Plusが発売された2016年9月16日、我々は東京都内某所に集結

iPhone 7/7 Plusが発売された2016年9月16日、我々は東京都内某所に集結していた。我々といっても実は、記者は見学のために同席させてもらっただけである。 エルメス iphone7ケース主役は米iFixit(アイフィックスイット)のメンバーだ。  iFixitはスマートフォンの修理ツールや修理部品などを販売している米国のベンチャー企業ルイヴィトンiphone7ケースiPhoneの新機種が出ると必ず分解してその様子を公開することでも知られている。日本では、彼らの本拠地である米国カリフォルニアよりも、時差の関係で16時間早くiPhoneを入手できる。 超人気iphone7ケースだれよりも早くiPhone新機種を入手・分解するために日本にやってきた。  それに協力したのが、日経テクノロジーオンライン/日経エレクトロニクス編集。 シリコンiPhone7ケース彼ら自身も独自の分析のためにiPhoneを分解する。そこでiFixitの分も含めて新製品を購入して、スタジオを提供することになったのだ。 シリコンiPhone7ケース記者はそれを見学しにいったのだった。  アップルストアで購入したiPhone 7/7 Plus、そしてApple Watchがスタジオに到着したのは午前9時すぎ。 ルイヴィトンiphone7ケース今回、iFixitの「分解職人」は2人来日していたため、さっそくiPhone 7 PlusとApple Watchに分かれて分解が始まった(Apple Watchの分解の様子は別記事でお届けする予定)。iPhone 7 Plusを担当するのは「イージー・ライター」というユニークな肩書を付けているジェフ・ソヴァネン氏だ。 超人気iphone7ケース 前へ1/6次へ iPhone 7「分解の儀」 職人の技を見た iFixitが販売するツールキット。彼ら自身の分解にもこれを使う ■分解・修理用に独自のツールを用意  分解に使うのがiFixit独自のツールキット。 iPhone6ケースグッチ64種類のドライバーなどが含まれていて69.95米ドルで販売している。もう一つ、特にスマートフォンの分解に威力を発揮するのがiSclackというツール(24.95米ドル)。 iPhone6sケースグッチ吸盤をスマートフォンの両側に貼り付けて、傷をつけずに剥がすのだ。ちなみに、きょう体をこじ開けるのに使うツールも、傷を付けないようにプラスチック製になっている。 iPhone6ケース シャネル風  ジェフは、さすがに手慣れたもので、特に試行錯誤することもなく、きょう体を開けていく。「今買ったばかりの最新機種をこんなにしてもったいない」と、素人の記者は思ってしまったのだが、もちろんそんな感慨もなく、淡々と作業は進行する。 ルイヴィトンiphone7ケース  作業は手早いが、それだけでなく丁寧だ。例えば、外したねじは、ボードの上にどこから外したかを記録して置いていく。 シリコンiPhone7ケース彼らが着ているTシャツの背中には「テアダウン(tear down=破壊)」と書いてあるが、彼らの目的は、修理のための情報を得ること。「今日は調べるのが目的なので、後から組み立て直すことはしないが、本来は分解したら、組み立て直せる」(「ガイドキーパー」のサマンサ・ライオンハート氏)という。 ルイヴィトンiPhone6sケース  そして、作業が一つ進むごとに、写真を撮っていく。部品をどこから外したか分かるように、外したものを再びきょう体に入れて撮る。 iphone7ケース分解そのものよりも、撮影の方が時間がかかるくらいじっくりと時間をかける。カメラはLANケーブルでMacBookに接続されており、1枚写すごとにサマンサが写真を細かくチェックする。ピントが全体にあっているか、写したい部分がちゃんとよく見えているか……。ちょっとでも良くないところがあれば撮り直しだ。 iphone7ケース「これくらい撮れていれば十分じゃないの」と思うレベルの写真がほとんどだが、サマンサは容赦しない。  そして、OKが出た写真はリアルタイムで彼らのサイトにアップされていく。 超人気iphone7ケースどんどんコメントも書き込まれ、臨場感あるやり取りが交わされる。 iPhone 7 Plusは2つのカメラをどう使い分けているのか レンズ穴のサイズが双方で微妙に違うiPhone 7 Plus  iPhone 7 Plusは周知の通りデュアルカメラを搭載している。 iphone7ケース「光学2倍ズーム」という言い方をする人もいるが、一般にそういった場合「2倍ズームレンズ」(つまり1本のレンズで焦点距離を変えられる)をさすので、iPhone 7 Plusの場合は正しくない。細かいことだけど。 iphone7ケース 【2倍ズームで撮影したけど……】  片方が広角側(28mm相当)、もう片方が望遠側(57mm相当)の単焦点レンズのカメラを2つ搭載しているので、そうだな、ズームというなら「2段階ズーム」という方が正しいか。  2つのレンズを広角側レンズ、望遠側レンズとここでは呼ぶけど、シンプルに1xレンズ、2xレンズと呼んだ方がいいかもしれない。 超人気iphone7ケース  もっと細かいことをいえば、発表会ではフィル・シラーが「56mm」と言っていたが、EXIF情報を見ると35mm換算で57mmとなってたので、この原稿では57mmでいきます。広角側のカメラはiPhone 7と同じだ。 超人気iphone7ケース  で、だな。普通、広角と望遠のカメラが2つ付いていたら、望遠で撮るときは自動的にカメラがそちらに切り替わると思うじゃないですか。 超人気iphone7ケース  実は違うのである。  ついでに、だな。 超人気iphone7ケース普通、デュアルカメラと称して2つのカメラが並んで付いていたら、レンズは違えども中身のイメージセンサーは同じだと思うじゃないですか。  実は違うのである。 シリコンiPhoneケースよく見ると、レンズの大きさも違うし。  いろいろとレビュー用にいじっていたら、このカメラがなかなか興味深い振る舞いを見せてくれたので、一般的なカメラレビューに先立って、iPhone 7 Plusのデュアルカメラはどう使い分けているのかレポートをさせてもらうことにした。 グッチiPhone 6 ケース  もうあまりに興味深いのでマニアックな方を先に書いちゃうのである。 ●ワンタップで望遠側に切り替わるのは至便である  まずは基本的なところ。 iPhone6sケース  2つ付いているうち、外側が広角カメラ。28mm相当とiPhone 6sよりほんの少しだけ広角(あっちは29mm相当)。 グッチiPhone7ケースさらに、F値もF2.2からF1.8に明るくなった。これはすばらしい。 超人気iphone7ケース  次の2枚を見てもらえると、7 Plusの方がちょっと広い範囲が写っているのが分かる。  このときの画面がこちら。 iphone7ケース他のiPhoneと違うのは(iPhone 7とも違う)、画面に「1x」と書いてあること。  ここをタップすると、いきなり「2x」にカメラが切り替わる。 シャネルiphone7ケース画面もぴょんと、2倍になる。  望遠側のカメラに切り替わったわけだ。 シャネル iPhone7ケースこちらは57mm相当でF2.8。広角側より2倍望遠で、2倍ちょっと暗い計算になる。 シリコンiPhoneケース  2倍になった状態で、このアイコンを長押ししてドラッグすると、1xから10xまでリニアにズーミングできるのだ。  1xと2x以外は疑似的なズーミングであるデジタルズームなので、画質的にはやや落ちるが、シームレスに10xまでいけるのは便利。 グッチiPhone7ケース以前のiPhoneの2本指のピンチイン・アウトより何10倍も使いやすい。